地域で取り組むSDGs経営と効果的な情報発信
[情報発信]

日本最大級の電子チラシサービス
「Shufoo!」の自治体活用例

凸版印刷株式会社

取り組みの概要

 電子チラシサービス「Shufoo!」は、月間利用ユニークユーザー数:1,100万人、月間アクセス総数:4.5億PV(ページビュー))のスペックを保持する日本最大級の電子チラシメディアです。
 利用ユーザーは全国に広く展開しており、エリアによるユーザー数のほぼ見られない点が特徴です。ユーザー層は、女性が全体の7割以上、その中でも30~40代の比較的若い世代が多いことが特徴であり、自治体などからの情報発信が届きにくい若年層に情報が届きやすいことが大きな利点となっています。
 配信エリアについては、郵便番号単位まで指定が可能であり、情報発信を行いたいエリアにピンポイントで発信を行えることが強みです。

自治体での活用

 もともと出稿主としては流通やメーカー等が多かったものの、現在は毎年100前後の自治体からの情報発信にも活用されており、自治体発信のコンテンツも充実しています。特に、①管轄地域内への生活情報・住民サービスの効率的な発信、②管轄地域以外の地域振興・産業活性・ふるさと納税PR等の情報の発信が主な内容であり、近年はSDGsの普及啓発や関連した取り組みにも多く活用されています。自治体のような公共性の高い情報発信については、企業の利用とは別の枠組みを準備しており、比較的低コストでの情報発信を可能な仕組みとしています。

Shufoo!を活用したSDGs情報発信事例

①豊田市における活用事例
 豊田市では2021年7月から継続的に掲載されています。主にキッズ向けのSDGs関連イベントの告知を豊田市内に発信しており、6歳以下のお子様を持たれている子育て層向けの情報発信に広く活用されています。

②静岡県経済農業協同組合連合会における活用事例
 コロナウイルスの影響に伴う学校給食の停止、流通各社(供給先)の休業等により、出荷販売額が減少した生産者の支援を目的に、生産者から農産物を買い取り、農協が直接消費者に販売を行う即売会の情報発信に活用されました。
 掲載効果として、同エリア内、同ジャンル(スーパーカテゴリ)より1.5倍を上回る方に閲覧いただきました。同時期に開催した他の即売会と比較して、1.2~1.3倍程度の集客・売上を記録し、コロナ禍における地域のサポートに貢献することができました。

展開可能性

 自治体内の生活情報に密接な子育て層を中心に、デジタルチラシを通じ、住民サービスや健康促進の効率的な情報発信に効果が見込めており、SDGsの普及や行動促進に向けて多様な展開が期待できます。