会員の取組

加山興業株式会社

団体概要

加山興業株式会社は創業から今年62年を迎え、愛知県豊川市を拠点として東海地域を中心に廃棄物の適正処理・リサイクル事業を中核事業に置き、環境ソリューション事業を展開しています。当社は廃棄物をできる限り再生利用するために多種多様なリサイクルプラントを運用し、高いリサイクル率の実現、国際規格に基づく環境社会配慮や労働安全衛生を運用しています。また、社会全体で持続可能性に向き合うための学習の機会の提供や協働についても積極的に推進しています。
持続可能性という文脈において常に社会から必要とされるためにビジネスモデルの変化に適応させながら、「緑あふれるクリーンな日常を世界に」というビジョンの実現に向けて事業活動を推進しています。

基本方針

  コンセプト
適正処理と資源循環

廃棄物は人類が営む上で必ず向き合っていかないといけない課題であると考えています。また、廃棄物は「社会を映す鏡」とされており、自然条件、経済条件、社会文化条件が深く関わってくるとされています。加山興業はこれまで廃棄物の適正処理に真摯に向き合い、様々なノウハウを蓄積しています。今後も廃棄物の適正処理に努めながらも更に廃棄物に価値を吹き込み、社会の中で還流していくビジネスモデルを構築することによって、循環型社会形成に努めます。

脱炭素

世界全体で大規模な自然災害が相次ぐなど気候変動に起因する諸問題は、現在進行形で待ったなしで進行しています。また更なる潜在的なリスクがある中で、事業活動にも影響を及ぼすものであると認識しています。世界で二酸化炭素削減に取り組むことが求められ、日本においても「脱炭素」が掲げられています。加山興業も自社の事業活動における二酸化炭素削減に意欲的に努め、お客様やお取引様とともに推進していくことに努めます。

地球共生

自社の事業活動は、地域住民や社会からの理解があってこそ成立すると考えています。そのためには、多様な社会課題に対してステークホルダーとともに向き合い、一緒に乗り越えていけるように「つながり」を持ち、一緒に取り組んで未来へ「つなげていく」ことが重要であると認識しています。当社の経営資源を最大限に活用し、人や地球に社会的意義のある価値を提供し続けます。

環境共生

地球環境は、人類が所有する最大の財産であるとともに最も重要なステークホルダーであり、未来を生きる人につなげるべき資産であると理解しています。加山興業は、事業活動によって周辺の環境汚染を及すことがないように真摯に対応し、そこに暮らす生物多様性の尊重を図ります。また、自然の恵みを通じて自然と人が共存共栄できる環境作りにも努めます。

ウェルビーイングの追及

自社の事業活動は、地域住民や社会からの理解があってこそ成立すると考えています。そのためには、多様な社会課題に対してステークホルダーとともに向き合い、一緒に乗り越えていけるように「つながり」を持ち、一緒に取り組んで未来へ「つなげていく」ことが重要であると認識しています。当社の経営資源を最大限に活用し、人や地球に社会的意義のある価値を提供し続けます。

コンプライアンス遵守と
リスクマネジメント

廃棄物処理事業を運営する中で、最も基盤となるのが廃棄物処理法をはじめとする全ての法令を遵守していくことです。公正明大に事業活動を実施していくことによって、お客様や取引先様に安心・安全なサービスを提供し続けることができます。「ステークホルダーから必要とされ続ける企業」であることを目指し、経営の公正性・透明性の確保及び企業価値の向上のために、企業行動規範に則り、コーポレート・ガバナンスの充実を図ることとしています。

実施内容

適正処理と資源循環 当社は循環型社会を廃棄物の中間処理業者として推進していくべく、リサイクル率を向上させるために破砕選別施設、焼却・乾燥施設、固形燃料RPF施設、銅ナゲット製造機、蛍光管再生プラント等を導入し、多品種・小ロットの廃棄物も積極的にリサイクルすることで廃棄物処理のワンストップサービスを行っています。尚、2022年より潜在的な太陽光パネルの廃棄が見込まれることからいち早く太陽光パネルリサイクル設備を導入して運用しています。

脱炭素 事業活動で発生する CO₂排出量を削減するために SBT に基づき社内における温室効果ガス排出削減に取り組むとともに、積極的に社外への働きかけを行うことにより脱炭素社会の構築に寄与しています。稼働中の工場・事務所における再エネ由来の電力の継続的な利用、排出係数の低い燃料の活用、顧客や同業他社への情報提供(Scope3 カテゴリ 5:事業から出る廃棄物)にも対応しています。その他再生可能エネルギー電力の供給事業も推進しています。

地球共生 社会全体でSDGsの取り組みを促進していくために、老若男女、企業、団体、個人問わずSDGsのセミナーの実施、企業へのSDGsの実装支援等積極的に取り組んでいます。さらに教育機関への出前授業や工場見学の受け入れ等環境教育を通じた間接的な循環型社会及び脱炭素社会を促進しています。それにとどまらずESD全般的な活動に対しても提供しています。また、国籍問わず大学生にインターンシップ受け入れを通じて、環境保全分野における知見や知識の醸成の機会を提供しています。地域との共生においては、災害時の清掃活動や地域住民とともに地域の美化を推進しています。また、有事の際は自社の施設を避難所として開放しています。その他文化・スポーツに注力する団体や個人に対して経済的な支援やサポートをさせていただいています。

環境共生 環境指標生物であるミツバチを自社プラント周辺で飼育し、生態系のモニタリングを実施しています。また、採れた蜂蜜を使用した商品やイベント出店で得られた売り上げの一部をJ-クレジットの購入に充てることで持続的な植林経営に寄与しています。また豊川本社において水を100%再生利用した環境にやさしいバイオトイレを導入しています。

ウェルビーイングの追及 ISO45001の規格を満たしながら労働安全衛生に関するマネジメントを強化しています。特に「昨日より明日へ成長(能力開発)」においては外部研修の機会提供や資格取得の支援、「ワーク・ライフ・バランス」については厚生労働省が目標としている残業や有給休暇取得率達成に向けた対応や多様な働き方への対応、「事故のない職場環境」についてはヒアリハットやリスクアセスメントによって洗い出された部分の改善、安全対策に関する教育訓練や外部研修の機会提供等を実施しています。

コンプライアンス遵守とリスクマネジメント 当社が事業活動を行う上で、遵守する必要がある項目について、随時法規制等登録及び順守評価を実施しています。また、組織内コミュニケーションを重視し、風通しの良い職場づくりに努めるとともに、外部相談窓口を設置しながらコンプライアンス違反行為またはコンプライアンスに違反する疑いのある行為に対しては厳正に対処するメカニズムを構築しています。

成果/評価

2020.11.18 脱炭素チャレンジカップ2021 奨励賞 2021.02.17 2021愛知環境賞 銀賞 2021.02.26 第13回(2020年度)経営者『環境力』大賞 2022.03.04 「健康経営優良法人2021」 2022.03.14 「第4回あいちサービス大賞」 審査委員長賞 2022.09.17 令和4年度なごやSDGsグリーンパートナーズ優秀賞 2022.10.28 令和4年度あいち生物多様性企業認証制度 認証企業 2022.11.30 第23回グリーン購入大賞 優秀賞

参考リンク